貯金が損!?「投資」バランスの重要性とは!
みなさん、こんにちは!今日は「貯金」と「投資」のバランスについてお話しします。
ひと昔前までは、多くの人が貯金が最も安全な資産保全方法だと考えていましたが、昨今の円安の影響で、実はそれだけでは将来のリスクに対応できないことがニュースなどでも取り上げられることが多くなりました。
とはいえ、いざ実践しようとした際に「どれくらいの割合で投資すれば良いのか?」という疑問にぶつかる方も多いです。
その為この記事では、具体例を交えながら初心者の方でも分かりやすいようにこの点について解説します。ぜひ最後までお付き合いくださいね!
- 貯金のリスクと対策
- 投資の重要性と多様化
- 貯金と投資の適切なバランス
貯金の魅力とそのリスク
貯金の安心感
まず、貯金の良いところを見てみましょう。貯金は、いつでも引き出せる安心感がありますよね。特に、緊急時の資金としてはとても便利です。例えば、突然の病気や事故で大きな医療費が必要になった時、貯金があればすぐに対応できます。
しかし、貯金だけでは未来のリスクを完全に回避することは難しいというのが私の意見です。実際、貯金だけでは将来の生活に対する備えが十分でないことが多いです。例えば、老後の生活費や医療費、住宅の修繕費など、予測できない支出が増える可能性があります。
インフレーションの影響
インフレーション(物価の上昇)は貯金の価値を減少させます。例えば、現在のインフレーション率が2%である場合、10年後には貯金の実質的な価値が約18%減少します。これは、今日100万円持っていても、10年後には同じ100万円で同じ量の商品が買えなくなるという
ことです。
<具体例>
ちなみに以下を仮定した場合、
・同期間のリターンが年2%
・定期預⾦の⾦利は10年間変わらない
2014年:1台100万円で購入できた車 → 2024年:1台122万円払わないと購入できない
これがインフレーションの影響です。
特にインフレ等の影響が大きく株式市場が変動しやすい際には、有用な商品は「金」と言われています。過去に「金」についての記事を作成しておりますので、興味のある方はご参考ください。
低金利時代の問題
最近の低金利環境では、銀行に預けてもほとんど利息がつかないことがあります。例えば、銀行の普通預金の金利が0.01%の場合、100万円を1年間預けても利息はたったの100円です。これでは、インフレーションに対抗するどころか、貯金が実質的に増えることはなく、むしろ手数料などで減ってしまうことさえあります。
このように、貯金だけでは資産を増やすことが難しく、将来的な経済的リスクに対応するのが困難です。そこで、投資の重要性が浮かび上がります。
投資の重要性
投資で資産を増やす
貯金だけではなく、株式や投資信託、不動産、金などへの投資を考えることで、リスクを分散し、リターンを最大化することができます。例えば、アメリカの株式市場に投資していた場合、過去20年間の平均リターンは年率約7%でした。このリターンはインフレーションを上回り、資産を増やす助けとなります。
具体例として、もし2000年に100万円をS&P 500指数(アメリカの主要株価指数)に投資していたとすると、2020年にはその価値は約4倍の400万円になっていたことになります。このように、長期的な投資は資産を大きく増やす可能性があります。
資産の多様化
「すべての卵を一つのかごに入れない」という格言をご存知ですか?これは、資産を多様化することでリスクを分散するという意味です。例えば、株式市場が低迷しても、不動産や金など他の投資がそれを補うことができます。具体的には、2020年のコロナショックの際、株式市場が急落しましたが、金の価格は逆に上昇しました。
また、金融の専門家によると、多様化されたポートフォリオを持つことで、リスクを軽減しつつリターンを最大化することができるとされています。例えば、株式、不動産、債券、金などに分散投資することで、一つの市場の変動に影響を受けにくくなります。
貯金と投資のバランスを考える
貯金と投資の適切な割合
では、どのようにして貯金と投資のバランスを取るべきでしょうか?一般的なアドバイスとして、生活費の6か月分を貯金として確保し、それ以上の資金を投資に回すという方法があります。これにより、緊急時の資金を確保しつつ、資産を増やすことができます。
例えば、月々の生活費が20万円の場合、120万円を貯金として確保し、それ以上の資金を株式や投資信託などに投資することで、リスクを分散しながら資産を増やすことができます。このように、貯金と投資のバランスを取ることで、将来のリスクに備えることができます。
長期投資のメリット
長期的な視点で投資を行うことで、短期的な市場の変動に惑わされずに済みます。例えば、株式市場は長期的には上昇傾向にあるため、時間をかけて投資することでリスクを分散しやすくなります。
具体的には、1980年代に株式市場に投資していた場合、その後の30年間で大きなリターンを得ることができました。このように、長期投資は時間を味方につけることで、リスクを軽減し、リターンを最大化することができます。
初心者の方におすすめの投資方法
投資信託
投資信託は、専門家が運用してくれるため、初心者でも手軽に始められる投資方法です。例えば、月々1万円から始められる投資信託に定期的に積み立てることで、少額から投資を始めることができます。また、リスクを分散するために複数のファンドに投資することも可能です。
具体的には、国内外の株式や債券、不動産などに分散投資するファンドを選ぶことで、リスクを軽減しつつリターンを期待できます。例えば、先進国株式と新興国債券に投資するファンドを選ぶことで、リスクとリターンのバランスを取ることができます。
NISA(少額投資非課税制度)
NISAは、年間一定額までの投資で得た利益が非課税になる制度です。例えば、年間120万円までの投資が非課税となるため、税金を気にせずに投資を行うことができます。初心者にも優しい制度なので、ぜひ活用してみてください。
具体的には、NISAを利用して株式や投資信託に投資することで、得られた利益が非課税となります。これにより、通常は利益に対してかかる税金を節約することができ、手元に残るリターンが増えます。
積立投資の具体例
例えば、毎月3万円を積立投資している場合、国内外の株式や債券に分散投資するファンドを選び、長期的な視点で積み立てることが可能です。この結果、資産は順調に増加し、将来のための準備ができるようになります。
具体的には、20年間にわたり毎月3万円を積立投資した場合、仮に年平均リターンが5%とすると、最終的には約1200万円の資産を築くことができます。
初心者の方におすすめの投資の始め方については、以下の記事を参考にしてみてください。この記事だけで投資デビューができる内容となっています。
ここまでご説明しましたが、改めて「貯金がダメ!」ということではないことをご理解ください。それでも私がこの記事でお伝えしたいことは、上記のようなことを一度、ご自身でも考えて決断するプロセスを踏むことが大事だということです。ただこれだけです!!
この記事が皆さんの助力になれば幸いです!ではまた!