デジタル通貨の時代がやってくる!投資家が知るべきこと
皆さん、こんにちは!「投資アイドル日記#」のシマビトです。
今日は、話題の「中央銀行デジタル通貨(CBDC)」についてお話しします。このテーマは少し難しいかもしれませんが、いずれ関わっていく可能性の高い話題なので、取り上げてみました。
できるだけ分かりやすく、具体例を交えながら解説しますので、ぜひ最後までお付き合いください!
CBDCとは?
まず、「CBDC」って何?
ですよね。私も最初はそうでした。
CBDCの正式名称は「Central Bank Digital Currency」の略で、中央銀行が発行するデジタル通貨のことを指します。
簡単に言えば、紙幣や硬貨のデジタル版です。例えば、あなたが普段使っている銀行口座のお金もデジタルデータですが、CBDCはそれが中央銀行によって直接管理されるという点が異なります。ちなみに日本の中央銀行は日本銀行(日銀)です。
なぜCBDCが注目されているのか?
CBDCが注目されている理由はいくつかあります。
以下に代表的なものを挙げてみます。
- 効率性の向上
デジタル通貨は取引が迅速かつ効率的に行えるため、現金を扱う際のコストや手間を大幅に削減できます。例えば、現金をATMから引き出す手間や、現金輸送のコストが不要になります。 - 金融包摂の向上
世界には銀行口座を持っていない人々も多く存在しますが、スマートフォン一つでデジタル通貨を利用できるようになれば、これまで金融サービスを受けられなかった人々も簡単に取引を行えるようになります。 - 犯罪防止
デジタル通貨は取引の追跡が容易なため、マネーロンダリングや脱税などの不正行為を防止する手段としても期待されています。
日本におけるCBDCの導入状況
日本でもCBDCの研究が進められています。日本銀行(BOJ)は2021年4月から「デジタル円」の実証実験を開始し、2023年には第二フェーズに移行しました。2024年1月には、政府と日銀が法的な課題を解決するための会議を行い、2024年中に法的問題を解決する計画が立てられました。ただし、実際の導入は2026年以降になる見通しです。
ここでは、あまりわからないけど、ゆっくり着々と準備は進められている程度に覚えておいてください。
CBDCのユーザーメリット
- リアルタイム決済
CBDCを使えば、24時間365日リアルタイムでの決済が可能になります。これにより、今までの銀行営業時間外での取引が難しかった問題が解消され、迅速な支払いが可能になります。 - 手数料の削減
現金の取り扱いや管理にかかるコストが削減されるため、取引手数料も低く抑えられる可能性があります。これは特に中小企業や個人事業主にとって大きなメリットです。 - 金融包摂の向上
スマートフォン一つで金融サービスにアクセスできるようになるため、銀行口座を持たない人々や遠隔地に住む人々も、より簡単に金融サービスを利用できるようになります。
なぜいずれ対応しなければならないのか?
CBDCは、将来的に金融システムの大きな変革をもたらす可能性があります。以下にその理由を説明します。
- 国際競争力の維持
他国がCBDCを導入し、国際的な取引がデジタル通貨で行われるようになると、日本も対応しなければ国際競争力を失う可能性があります。特に貿易や投資の分野では、迅速かつ低コストでの取引が求められるため、CBDCの導入は避けられないでしょう。 - 技術革新への対応
ブロックチェーン技術やデジタル決済の進化により、金融システム全体が大きく変わりつつあります。この波に乗り遅れることなく、新しい技術を活用することで、より効率的で安全な金融取引が実現できます。 - ユーザーエクスペリエンスの向上
現金を使わない社会(キャッシュレス社会)への移行が進む中で、CBDCはユーザーにとってより便利で使いやすい金融ツールとなるでしょう。例えば、QRコードを使った支払いがさらに普及し、スマートフォン一つであらゆる支払いが完了する時代が訪れます。
仮想通貨との違い
ここで、CBDCと仮想通貨(ビットコインやイーサリアムなど)の違いについてもご説明します。これらは同じデジタル通貨ですが、本質的に異なる特徴があります。
- 発行元と安定性
CBDCは中央銀行が発行し、国家の信用によって裏付けられています。
一方、仮想通貨は分散型の技術(ブロックチェーン)に基づいており、その価値は市場の需要と供給によって決まります。そのため、仮想通貨は非常に価格変動が激しいです。 - 利用目的
CBDCは日常の取引や決済を目的として設計されていますが、仮想通貨は投資対象としての利用が主流です。また、仮想通貨は国境を越えた迅速な取引が可能ですが、その匿名性ゆえに規制の対象にもなりやすいです。 - セキュリティとプライバシー
CBDCは中央銀行によって管理されるため、取引の追跡が容易であり、マネーロンダリングや脱税の防止に役立ちます。一方、仮想通貨はその匿名性からプライバシー保護に優れていますが、同時に不正利用のリスクも伴います。
具体的な例(イメージ)
ここで、具体的な例を交えながらCBDCのイメージしてみてください。
例えば、皆さんがスーパーマーケットで買い物をするとします。現金を使わずにスマートフォンのアプリをかざすだけで支払いが完了します。これはすでにキャッシュレス決済で実現されていますが、CBDCが導入されると、アプリ内での取引履歴が中央銀行によって管理されるため、不正行為のリスクが大幅に減少します。近年はスマホですべて決済できてしまうため、スマホ紛失=財産喪失につながりかねません。
また、海外旅行をする際にもCBDCは役立ちます。例えば、日本からヨーロッパに旅行する場合、現地通貨に両替する必要がなく、スマートフォンのアプリでそのままデジタルユーロを利用できます。これにより、為替手数料や両替の手間が省け、よりスムーズな旅行が楽しめるでしょう。
終わりに
いかがでしたか?CBDCは、今は言葉自体が効き馴染みがないくらいですが、私たちの生活に大きな変化をもたらす可能性を秘めています(現在のPayPayや楽天Payなどのキャッシュレス決済もひと昔前はまだまだ利用は少なかったはずです)。
また、効率性の向上や金融包摂の向上、そして犯罪防止など、多くのメリットがありますが、同時に技術的な課題やリスクも存在します。
まずはこのあたりの情報だけでも触れておいて、いざ導入されるときはスマートに対応できるようにしたいですね。もちろん私もですが!
ではまた!