高配当投資(インカム投資)とは!?
これまで投資信託による分散投資を多くの記事でご紹介してきましたが、他にも気になる商品は私自身たくさんあります。
中でも、高配当株投資については今後の投資ポートフォリオの中に入れていくかを、私も現在検討中ですが、その備忘録的な意味でも、この場を借りてご紹介したいと思います。
・高配当投資(インカム投資)とは何か?
・投資信託(インデックス投資)と比べて、どちらがいいのか?
・おすすめ高配当投資の商品は何か?
高配当投資(インカム投資)とは何か?
高配当投資(インカム投資)とは
株式や債権を保有することで、定期的に得られるインカム収益(利息や配当など)を目的として投資する手法です。
要するに・・・どういうこと?
株や債権を買えば、その購入金額に対して
「年に〇〇%をお渡ししますよ」っていう投資商品です。
実はこのインカム投資は、すでに皆さん身近で実践していることなんですよ。
例えば、銀行や郵便局に貯金をしていれば、利子を受け取れます。要はこのことなんです。
そうなんだ!現金でもらえると思うと、なんがか嬉しいね!
そうですねインカム投資のいいところは、
- 毎年〇%の現金で受け取れるから増えている実感がある
- 現金で受け取るとすぐに家計や趣味に使用できる
といったところでしょうか。
投資信託(インデックス投資)と比べて、どちらがいいのか?
これまで多くの記事で紹介してきた投資信託(中でもインデックス投資)は運用利益が出た分が自動で再投資に回され、複利効果で長期成長させる有用な商品です。
過去に紹介記事は下記になりますので、ご参考ください。
ここまでの話で、おそらく皆さんは下記のような疑問を抱けれる方も多いのではないでしょうか。
結局、どっちがいいのかな?
そもそも違いって何????
簡単にまとめると以下のような特徴があります。
インカム投資とインデックス投資の比較(メリット・デメリット)
高配当投資(インカム投資) | インデックス投資(長期) | ||
---|---|---|---|
メリット | デメリット | メリット | デメリット |
配当金等を定期的に受け取れる | 減配の可能性がある | 複利効果がある(再投資) | 現金化タイミングが読みにくい |
家計に組み込みやすい | 株価自体が伸びにくい | 分散が効いている | すぐに現金化しにくい |
現金化しやすい(安心感) | 受け取る金額が小さい | 運用コストが低い | 短期では効率が悪い |
上記の中でも、特に特徴的なポイントの箇所にはマーカーを引いています。
これらを要約すると、
ちなみに「株価が伸びにくい」ってどういうこと?
高配当投資(インカム投資)の場合は、毎年定期的に現金を受け取りますよね。
これは投資先の企業が、この配当金を「自分の会社の成長」に使えばよいところを、毎年株主に還元しているということです。
言い換えれば、その配当金でもっと企業が成長すれば、企業価値が上がって株価が成長しやすいってことなんです。
例:1万円で買った企業の株が2万円の価値になった。
(1万円の利益。これをキャピタルゲインと呼びます。)
おすすめ高配当投資の商品は何か?
ここまで、高配当投資(インカム投資)とインデックス投資の説明をしてきました。
しかしながら、ここで一つ問題があります。
じゃあやるなら、どの高配当株を選べばいいの??
そうです。高配当株を自分で選ばなくてはいけないのです!
これは先の「インデックス投資」の記事でも、お伝えした事実の中に、「アクティブファンド」のほとんどはインデックス投資には勝てない!という事実があるのと一緒で、投資未経験から初心者が自分で選んで、優良な高配当株を選ぶことは簡単なことではありません。
ですが、実はこの2つの投資の中間的な投資商品があります。
それが「米国ETF」です。
米国ETFの中には、ファンド(プロ集団)が高配当を出す企業を自分たちで複数選定し、配当金も出すという商品になります。
その中には配当を出しながらも、企業自体の成長(株価成長)も見越して選んでいる商品もあり、インデックス投資のメリットでもある分散効果(リスク効果)も効いています。中でもおすすめ商品は下記になります。
- SPYDはS&P500の対象銘柄の中で高配当な約80銘柄に投資ができ、配当利回りが高い。
- 金融セクターや不動産セクターの比率が高く、景気の影響を受けやすいので、価格が変動しやすい。
- 年間の保有コストである経費率が0.06%と安く、銘柄数も約400銘柄と多いため分散投資の効果が期待出来ることから人気を集めている。
- 公益事業、エネルギー、医療に比重を置いているため、変動が少なく長期保有に適している。
- 米国のモーニングスター社が選んだ高配当で財務健全性が高い約75銘柄が集まっている。
- ヘルスケア、エネルギー、生活必需品のセクターで50を超えており、各銘柄の財務健全性を重視して構成されている。
これだけ優秀な米国高配当ETFですが、生涯トータルリターンでは、日本の税金制度等の仕組みもあって、インデックス投資の方が効率が良いとされています。
それでも、魅力的な要素があることは事実だと思いますので、皆さんの投資知識の一つになれば幸いです。
ではまた!